私は小さい頃から人見知りだった。




誰かに会うと必ず母親の後ろに隠れていた。




小学生になると、私は学校で話せなくなっていた。




家では普通に元気に話せているのに、なぜだろうと両親や教師は心配した。





後で分かったことだが、これは心の病気の一種らしい。





場面緘黙症という病気で、普段は普通に話せるが、ある特定の場では話せなくなるという病気らしい。




私の場合は学校では話せないというものだった。私は病気が原因で話せなくなったのだと知って少し安心した。