隣の先輩を盗み見ると、いつもと同じような気力のない瞳でスクリーンに注目していた。 その目は眠そうなのか、そうでないのかよくわからない。 ていうか、いつもあんなんだし。 何を考えているのかわからない。 鋭い切れ長の目。 時々、あの揺れ動かない確かな瞳が怖いと感じるんだ。 時々、ね。