先輩の方が少しだけ背が大きいんだな。 新事実発覚だ……どうでもいいけど。 「先輩、私って可哀そうなんですか?」 何故か“可哀そう”と言った寛汰ではなく、先輩に聞いてしまった私はしまった、と口を手で覆った。 「…………」 黙る先輩に心の中でごめんなさいと謝り、目を逸らす。 聞かなきゃよかった、そんなこと。 傷ついたかな?ちょっとメンタル折れたかな?