―――――
―――


「…………」



「…………」




2年生最後のHRも終わり、帰り道を克喜と歩く。


その間、会話は一切ない。



なんだこの重っ苦しい雰囲気は。ああ、俺のせいか。



しっかし克喜までそんなテンション下げることねえだろ。



…………ああ、俺のせいか。







「あ、あれナツメちゃんじゃない?前にお前が言ってた」



「ん?ああ、ほんとだ」



克喜が指差す方向を見てみると、そこには確かにナツメがいた。