「ナツメぇ、卒業祝いとして飯奢れよ」 「は」 「あー、腹へった」 「え、ちょっと待ってくださいよ」 「早くしろよー」 クラスやこの学校の奴らとはもう挨拶してきた。 別れの挨拶ってやつ? だからもうこの学校には未練はない。 ただ、ナツメが心配だけどな。 「ナツメ、お前浮気すんじゃねーぞ」 「はぁ!?すす、するわけないじゃないすか‼」 「ああ?何動揺してんだよ」