「そう簡単に元カノなんかのところに戻るかよ」



そう言うと寛太はどこかへ歩いて行ってしまった。




体育館裏に、一人残される。




わけがわからない。


何を信じたらいいんだ。わからないよ。



ただわかるのは、私が先輩を好きってことだけ。




私ってば、結構好きになってるじゃないの。どうしようもないな。



どう、しよう。



どう、したい?


私、どうしたい?