「あ、寛太おはよ」



「おは……よ!?」



私を見るなり、カッと見開かれる2つの目。




「ちょ、ちょちょちょ待て」



「ちょうちょ?」



「いや、違う。お前ソレやべえぞ?どーした一体。そのまんま学校行くきなのか?」




ソレってなんだ。


どうもしてないのだが。




私はいたって普通。感覚的には。




「お前、後ろに死神ついてんぞ」



「…………はい?」




何を言いだすんだ、寛太さん。