──HRが終わり、すぐに玲乃ちゃんのところに行った。 「玲乃ちゃん、さっきごめんね」 「ううん、いいけど。びっくりしたよー、何あの全力疾走」 「いや、マジですんません」 「あんな速く走られちゃあ追い付くどころか、見失うっつぅの」 玲乃ちゃんが笑いながら話してる。 武勇伝になりつつあるぞ、コレは。 「あんたさー、なんで逃げたの?」 「な、なんででしょう」