「で?どうした?」 寛太が私の横にズカっと座り込む。 あれ、座っちゃうの? 教室戻るんじゃないの?マジか。 「別に。ただの散歩だってば」 「へぇー。 あ、ちなみに今廣瀬は保健室にいることになってるから。俺はサボりだけど」 サボりなのかよ。 「寛太、探しに来てくれたんだね」 「今さらか。まぁなー。心配だしなぁ、一応」 「一応ですか」 なんか寛太って、ちょっと先輩に似てる。