ここまでくるつもりなかったんだ。 とりあえず3年生のフロアから抜け出して、自分の教室に戻るつもりだった。 玲乃ちゃんが私を追い掛けてきてくれていたのはわかっていたけど、どうも止まる気にはなれなくて。 玲乃ちゃんに対して罪悪感が募る。 うぅ、なんか玲乃ちゃんから逃げているみたいじゃないか。 はぁ、 私は何故に中庭にいるのだろうか。