──翌日、いつものくせで7時半ぴったりに家を出た。 だけどそこには先輩はいなくて。 少しでも期待してしまった自分が馬鹿馬鹿しい。 昨日も1人だったけど、今日は無性に寂しくなった。 学校に着くと、いつもと変わらず賑やかで。 その雰囲気が私にはストレスだったりする。 教室に入るなり、まっすぐ自分の席を目指した。 隣の席には既に寛太が座っていて、珍しく勉強しているではないか。