それから私は、恋をすることをやめた。



もう誰も好きにならないようにしようと決めて、あまり男子と関わるのもやめたいと思った。





だけどそんなとき、私を支えてくれたのが寛太だった。




寛太が誰よりも優しくしてくれたから、私はまた信じることができたんだ。




“俺は廣瀬の味方だから。信じていいから。無理しないで、俺の前で泣いていいんだぞ?”






あれから1年が経って、私は先輩と付き合っている。



寛太とは今まで通り仲良くしているし、井浦くんにもドキドキしたし。





ちゃんと恋ができそうな心になれた。