「……頷いとけよ」 「熱でもあるんですか?」 「ねぇよ」 「びっくりしましたよぉ」 「お前さぁー。なんで雰囲気壊すかなぁ。信じらんねぇんだけど!」 「いやいや、先輩かっこよかったですよ?錯覚かなぁ」 「うん。俺はカッコいいよ?んなこたぁ知ってんだよ」 「ナルシストですね」 「ナツメ、マジなんなの」 先輩は溜息をついて、テーブルに肘をついた。