隣に座る先輩を見上げてみると、柔らかく笑う先輩がいた。




「……っ!?」




何、その顔。

何、その笑顔。





かっこよすぎるんですけど。





「だいじょーぶ、ナツメには俺がいるだろう?」



「…………」




お母さんが小さな声で「まぁっ」と喜んでいる。





先輩が……



「壊れた」




「は……?」



「ちょっと先輩‼どうしたんですか!?
私今不覚にもキュンとしちゃいましたよ!?頷きそうになりましたよ‼」