「くはーっ」 出された水を一気に飲み干す。 「…………」 そんな私を横目で見る先輩なんてお構い無しに、「お冷やください‼」店員さん目がけて叫ぶ。 「何お前、はずいんだけど」 「何言ってんすか。先輩があんな猛スピードで歩くからですよ」 「普通だろ」 「女の子はもっと歩幅が狭いんです‼ 私歩いてたっていうか走ってるに近かったですよ」 「ぶっ」 「ええ!?なんでそこで笑うんですか‼」