何分経っただろうか。 もしかしたら数時間、数日経っているかもしれない。 私はベッドに体を縛り付けられていた。両手両足をロープのようなものでぐるぐる巻きにされていた。 「なんなの………」 怖い。 それが私の正直な気持ちだった。怖いよ、誰か助けて…。 部屋は相変わらず真っ暗で、物が散らかっている。 窓から差し込む月光のみが部屋を照らしているだけだった。