「お待たせ」



聖太くんはふたり分のジュースを持って部屋に戻ってきた。



「全然待ってない」



「そっか」



ジュースを受け取って、コップに口をつける。



うん、美味しい。甘酸っぱいオレンジジュースだった。





それから数十分くらい話した。



聖太くんの好きな食べ物は何なのか、とか。



聖太くんの好きな芸能人は誰なのか、とか。



ほとんど私が質問攻めしていくパターン。