・・・はぁー。

ただいま私の部屋で夏希のノロケ話を延々と聞かされている。

「でね、海翔がね、待って、その笑顔反則…って言ったの!」

「ふーん。」

興味ないフリしてるけどホントはめちゃめちゃ嫉妬してる。

早く別れればいいのにって。

「ねぇ果奈、私の話聞いてる?!」

なぜかイライラしてる夏希。

「んー。きーてるよ。反則なんでしょ?その笑顔。」

「聞いてるならいいけど。あ、私塾だから行かなきゃ。 

ばいばーい、果奈!」

「うん。ばいばい。」