あれから何日がたっただろうか。
やっぱりあれから憐可の姿は見ることができなかった。
突然の別れ。
僕は平生のように可憐と話すことができなくなっていた。
彼女の裏にいたはずの憐可が時折チラついてしまうから。
諦めたようなあの表情を何度も、何度も思い出してしまうから。
憐可はもう帰ってくることはない。それはきっと喜ばしいことで、祝福すべき出来事で、この世のあるべき姿なのだ。
僕はそうやって、彼女の姿を遠くに押しやり、いなくなった理由を正当化することしかできない。

僕がそうやって悲しみにくれている中、可憐が学校に来なくなった。

彼女は入院した。