アタシの瞳から

涙が零れ落ちた。

『ちょっと・・・、
 校舎裏行こう!?』

亜衣がアタシとナナをひっぱって

校舎裏まで連れて行ってくれた。

校舎裏まで行って、顔をあげたとき

亜衣も、ナナも、ハルナも泣いていた。

『杏・・・。ツラかったな・・・。』

アタシはただただ涙をぬぐうことしかできなかった。

『いつから連絡とれてなかったん・・・?』

『1ヶ月くらい前・・・。』

『ゴメン、気付いてあげれんくてゴメンなぁ・・・!』

ハルナはそう泣きじゃくりながら言った。

『アタシも・・・、アタシも言えんくてゴメンなぁ・・ッ』

心から謝った。

親友だったハズの3人を

こんなに長い間、騙していたんだから・・・。