~狂歌side~
俺らは今日、新しい学校に入った。
まぁ、昔とほとんど変わらねぇようなとこだけど。
で、今はさっき出ていった女のことを話してる。
「やっぱりあいつか。」
「えー、でもそうは見えないよ?」
「人は見かけによらねぇんだよ。」
「・・・追いかける。」
「だな。」
俺らは席をたつ。
そして、キャアキャア言ってる女どもを掻き分けて、あいつを探した。
「あとはここだよねぇ?」
「でも、鍵閉まってませんか?」
屋上に続く階段を上ってく。
玲音が波里愛に聞くと、一足先に行っていた、上から声が聞こえた。
「ううん。壊れてるよ。」
・・・は?
『あとはここだよねぇ?』『でも、鍵閉まってませんか?』『ううん。壊れてるよ。』
「どういう事だよ。」
足早に波里愛の所にいくと、・・・壊れていた。
ドアが吹っ飛んでいる。
「あ、いた・・・。」