俺らは今、倉庫にいる。
大学から抜け出して、全員を倉庫に集めた。
「なぁ、何でこんな時間に呼び出したの~?」
波里愛たちは少しブスッとしている。でも、そんなことに構っていられるほど俺は、余裕がない。
「っ・・・!瑠璃ちゃんがっ・・・!」
思いきったように叫ぶ美憂。すでに泣いている。
「瑠璃ちゃんが・・・手術、受けたの。」
「・・・本当?」
「あぁ。」
みんなの顔がほころぶ。
「・・・失敗だ。」
「え?結城?」
「・・・手術は、失敗したんだよ。」
「嘘、だろ・・・?」
「・・・瑠璃ちゃんが、死んだ・・・?」
凌駕の一声で崩れ落ちる奴等もいる。
「なんで・・・っ!」