叔母さん先生が駆け寄ってくる。



「・・・なんすか?」



香水の匂いがきつく、顔をしかめる。



「あの、本当は言いづらいんだけど・・・水原さん、って知ってるわよね?」



水原・・・。



「・・・瑠璃さん?」



水原 瑠璃。勿論、知っている。



「瑠璃ちゃんがどうかしたんですか!?」




美憂はすごく焦って、叔母さん先生に詰め寄ってる。



「その・・・海外で、手術を受けたらしいの。」



「本当ですか!?」



手術、受けたのか。・・・良かった。



「だけど・・・――――――――――。」



「・・・・・・・・えっ?」



その人から出た言葉は、俺らをどん底に突き落とすのにじゅんぶんだった。