屋上で、美憂ちゃんに謝られてから、学校に行っていない。
食べ物も食べてないし、ただ、ボーッとしてるだけ。
『俺らは、お前が帰ってくるのを待ってるから!・・・信じてるっ!!』
あのときの結城の声が、忘れられない。
死ねば、全て消せると思った。でも・・・皆との思い出が、頭のなかで鮮明に思い出せる。
「ふっ、うぅ・・・っ!辛い、辛いよぉ・・・っ!!」
怖かった。だから、全部忘れようとした、それなのに、忘れるのがこんなに辛いなんて・・・。
結構な時間泣き続けて、なんにも考えないで病院に向かう。
明日が海外に行く日だから・・・。
「瑠璃!?どうした、その顔!」
顔・・・?あぁ、泣いたからか。
担当の先生に会って、驚かれた。
「私・・・手術受けた方がいいの?」
「!何があった?」
そう聞かれ、全てを話した。途中、気持ち悪くなった。だから、本当にもうすぐ死ぬんだなぁって実感しちゃったよ。