あの後、皆が居なくなって、美憂ちゃんに呼び出された。
「ごめんなさい!!」
深々と頭を下げられて。
「私、瑠璃ちゃんが白血病って知らなくて、皆との大切な時間を奪ってしまった。本当に、ごめんなさい・・・。」
「美憂ちゃん、謝るくらいなら・・・こんなことしないでほしかった・・・!」
涙が静かに流れ落ちる。
「っ・・・!ごめんなさい!私、瑠璃ちゃんが羨ましくて、皆がほしくて・・・。」
この子にもこの子なりの意味がある。
「・・・私は、もうすぐ死ぬからさ、美憂ちゃんが皆を支えてあげて?でもね、皆は物じゃない、ブランドじゃないから・・・。これだけは忘れないで?」