次の日、学校の屋上に連れてこられた。
私以外に歌桜と狂歌がいる。勿論、現姫の美憂ちゃんも。
「・・・話ってなに?お姫様が怖がってるんだから早く済ませなさいよ。」
震えている現姫。つくづく演技上手いよね・・・。
「昨日、お前、どこにいた?」
「・・・は?あんたたちに関係ないよね?」
一瞬、ドキッとした。何でそんなことを聞くのかと。
「・・・答えないなら、率直に言う。お前、昨日、病院にいただろ。」
・・・全てを聞いた。あいつらはそう言った。
白血病ってこともばれた。それに・・・私が海外に行くことも。
「何で手術受けないんだ?」
「受ける意味があるの?沢山の人にそう聞かれたの。でもね、いつも思うの。何故、受ける意味があるのか。私はね・・・貴方たちが思うほどのことをしてきた。ただ、昔から死にたいと願ったわ。」
死ねば、過去も許されると思った。
だから私は、手術は受けない。