「み、皆・・・。これ、どういうこと?」



結城に聞こうと思って近づく。



それなのに結城は私から通りすぎていく。



幹部の皆も私から離れていく。



「おまえ、こいつのこといじめてたのか?」



「・・・は?」



その子を守りながら聞いてくる。



「何いってんの?わたし、その子のこと知らないよ?」



少しあきれぎみに話す。



ていうか、私はいじめる側じゃなくて、いじめられる側だから・・・。




「それじゃぁ、それは何?」



いつもの可愛い雰囲気なんて一つも漂わせてない。始めて波里愛が怖いと感じた。



「何、これ・・・?」



そこには私が、この子をいじめている写真があった。



「こっちのセリフだよ。」