「そして、私は少年院に入れられたの。私は・・・殺人気。強くも弱い蝶華。私には・・・いきる権利が・・・ないも同然。」



「人を殺めた。それなのに私は、罪悪感など一つもなかった。逆にね、こういう人たちを殺していけば、強くなれるんじゃないかって思うほどだった。」




私は、最低な人。




そこで、過去を話している間、我慢していた涙がこぼれた。



「こんな私で良いのなら、私を・・・仲間にしてください・・・!」



頭を思いっきり下げる。




「・・・判断はお前らに任せる。」



「・・・分かりました。・・・最低ですね。」



「っ!!」



下っぱのこに言われた言葉が心にグサッと刺さる。



そうだよね。私は・・・。



「でも!それでも、僕達は認めます。例え貴方がどんな最低な人だとしても、殺人気だとしても!
貴方は、僕達の前にたったその時から、僕らの姫・・・いや、僕らの仲間です!!」



「っ!!」



溢れ出す涙を拭うこともなく、私は泣きじゃくる。嬉しくて、たまらなかった。