―――――バキッ!
そして、私は全部が嫌になって、けんかをするようになった。
私が、四年生の頃には皆に恐れられる、蝶華になっていた。
私が、施設に入ってから4年たった頃、事件は起こった。
『瑠璃、ちゃん・・・。にげ、て・・・。』
そこには、沢山の人と、沢山の血。
『ふっ、あはははっ!!お前が、お前が悪いんだ!こうなったのも、お前がここにいるから。お前が弱いから!お前が、蝶華だからだよぉぉぉっっ!!』
『っ!!』
狂ったように叫ぶ男。
私が弱いから・・・私が、この世にいるから。
なら・・・こいつを殺せばいいの?そしたら、強くなれる?
生きることを・・・ユルサレル?
私は、もう私じゃなかった。
自分自身もわからない人。
台所から包丁を持ってくる。
『てめぇ!何しようと』
『・・・いき、たいの。』
そういって、男を刺し殺した。
もう、すべて、どうでも良かった。