「まじかっ!!」
「やべぇ、あの、蝶華?」
皆の目がキラキラしてるのは気のせいかな?
「・・・過去は話せるのか?」
「結城・・・。うん、話す・・・!」
怖いけど、強く、ならなきゃ。
~過去~
『お母さんっ!お父さんっ!』
『あら、瑠璃。どうしたの?』
『ど、どこに行くの?』
『なんだ~、瑠璃はもう二年生なんだから、しっかりしろ!な!』
どこに、行くの?
私を置いて、どこに・・・。
私は二人にある場所に連れてこられた。
そこは・・・施設。
捨てられたこが集まる場所。私は、捨てられたんだと、三日後に理解した。
でも、ある意味、良かったのかも知れない。
『私は、要らない子・・・。』
それが口癖になっていた。