「あ、あの!瑠璃さんっ!」
幹部以上の皆と少し話していたら、下っぱの一人が下から話しかけてきた。
「何?どうしたの?」
「ほんっとーに、失礼なんですけど、・・・過去を話してもらえませんか?」
「え・・・。」
「あ、いや!嫌ならいいんです!」
下っぱのこは、慌てながら否定する。
「何で、瑠璃さんの過去を知りたいんですか?」
「あ、えと、これからって言うか、もう仲間だし、折角だから色々知りたいですし、守るにしても、そういうのを知っておいた方が何かと便利ですし・・・。」
その子は戸惑いながらも、はっきり言ってくれた。
そっか。
これから、守られるのか・・・。
「嫌。」
「えっ!あっ、そうっすよね。すいま」
「あ!違うの!そっちの嫌じゃなくて、守られる姫って言うのが、嫌なの。」
私が少し大きな声で言うと、『は?』と言う声が聞こえた。
「そう言えば、瑠璃ちゃん、けんか出来るしねぇ。」
「えっ!そうなんすかっ!?」
「うん。だって、瑠璃ちゃんは、あの!蝶華だから!」
なんか・・・。
「えぇぇぇ!!すげー❗」