「瑠璃ちゃんはぁ、僕のに乗るのォ!!」
「違うっ!俺のだ!」
もう、誰のでもいいけどな・・・。
今はね、狂歌の倉庫に行くところ。でね、波里愛と凌駕が私をどっちに乗せるか争ってる。
かれこれ十分位たったんじゃない?
「いい加減にしてください。」
「「ひっ!!」」
わー、悪魔の玲音様降臨~。
まぁ、私もめんどくさくなってるから・・・一番マシそうな人・・・。
魁にしよう。
「私、魁の後ろに乗りたい。」
「・・・!?」
「えぇぇぇ!!」
本人、一番驚いてる・・・。
「・・・魁、それでいいか?」
「・・・・・・分かった。」
すっごい嫌そうな顔しなかった?ま、女嫌いだからだろーけど。
「・・・・・乗れる?」
結城と玲音以外の二人がグチグチ言ってる間に魁が聞いてくる。
・・・本当は誰よりも優しい心を持ってる。