バイクに乗っている間日向くんとの距離が近すぎてドキドキがおさまらなかった。
「着いたよ」
「うん....」
「大丈夫だよ。さ、行こう」
日向くんは私の手を取り病院にはいった
すると入り口付近に海斗くんがいた
「海斗くん....」
「今、瑠奈は病室で眠ってる」
「あ、赤ちゃんは....?」
私がそう聞くと海斗くんは切なそうに俯いた
「行けばわかる。こっち」
私と日向くんは言われるがまま海斗くんについていった。
病室に入るとそこには眠っている瑠奈の姿だけがあった。
「瑠奈の命はなんとか助かったみたいだ」
海斗くんが説明してくれた。
赤ちゃんは6ヶ月だったそう
でも、蹴られた衝撃でお腹の中でなくなってしまったみたい。
「優咲ちゃん、色々聞きたいことあるだろうけど俺らがあんまり言っても良いことじゃないから瑠奈が目覚めたら本人から聞いてあげて」
気を効かせたのか、日向くんはそう言うと海斗くんと一緒に病室のそとにいってしまった。