着いて行くと見えたのは裏庭だった。
裏庭って初めて来たー!…と感心して辺りをキョロキョロ見渡し楽しそうなれいなとは対照的に私はアイツがこれから何を言うのかという不安な感情を抱いていた。
「川瀬さん、落ち着いて?本題入らなきゃじゃん。」
…口を出したのは意外にも真面目と私がイメージを植え付けていた及川君だった。
そして及川君の声が聞こえたれいなはごめん、つい興奮しちゃって…と苦笑いして収まった。
「あれ、お前らそんな仲良かったけか…?」
廣川君が不思議そうに2人を交互に見つめながらそう言った。
けど、れいなは真っ先に「いや、こないだ偶然会って流れで話しただけの仲だよ。」と否定した。
「そっか。なら良かった。」
えっ?なんでよかった…なの?
私がそう思った瞬間「あ、本題そろそろ入るか。」
と紛らわすように廣川君が再び口を開いた。

