一人だ。
 
 自分自身を愛して、心配してくれる相手なんていないんだ。

 
 寂しさに震えた。
 
 急に体温が下がった気がして、ソニアは肩を掴み身を縮める。
 
 修道院から出なければ良かった。
 
 パメラと、いつか自分だけを愛してくれる伴侶はどんな人なのか、想像を巡らしながら語り合っていた日々が一番幸せだった。