ゆ、誘拐!?



もう、私のこの一日で何があったの?



半ばやけくその私はもうなんとでもなってしまえと黒崎部長の後ろをついていった。




「ついたぞ」




「……は?」



大きくて、最上階を見ると思わず首がつりそうになるくらい高いマンション。



ここどこ、という私の気持ちを読み取ったのかはわからないが黒崎部長は家だと当たり前のようにいう。



さあ、はいろう。とつけたして。