(?!)
「ずっと…って…?」
身に覚えのない事柄に驚くもライアはどこか懐かしむ様に微笑みながら、少し腕を緩めて甘く視線を絡ませる。
「……覚えて無いかもしれないけど、俺はもうずっと前からスズランの笑顔に力を貰ってらるんだ。……だからスズランには笑ってて欲しい」
情熱的に見つめられ、頬が急激に熱くなる。不思議と懐かしいその眼差しから瞳を逸らす事が出来ずただ見つめ返した。
心臓がどきどきと早鐘を打つ。
「ずっと前って、いつ? このあいだ、酒場に来てくれた時?」
「違うよ。もっと、ずっと昔から……ああ、もう。まだ泣いてる。泣かないでほら…。涙の止まる、おまじない…」
少し悩まし気なライアの顔がゆっくりと近づいて、スズランの瞼にあたたかな唇が触れた。
「……ン…!」
それは一瞬で離れたが、また繰り返す様に優しく触れてはそっと離れてゆく。
「涙、止まった?」
「…っそのおまじない! この間もしてくれた、よね…?」
驚いて本当に涙が引っ込む。
「ん。まあ、俺が咄嗟に考えたやつだから…」
照れ臭そうにしているライアだが、このおまじないはスズランにとって特別なものだった。
「ずっと…って…?」
身に覚えのない事柄に驚くもライアはどこか懐かしむ様に微笑みながら、少し腕を緩めて甘く視線を絡ませる。
「……覚えて無いかもしれないけど、俺はもうずっと前からスズランの笑顔に力を貰ってらるんだ。……だからスズランには笑ってて欲しい」
情熱的に見つめられ、頬が急激に熱くなる。不思議と懐かしいその眼差しから瞳を逸らす事が出来ずただ見つめ返した。
心臓がどきどきと早鐘を打つ。
「ずっと前って、いつ? このあいだ、酒場に来てくれた時?」
「違うよ。もっと、ずっと昔から……ああ、もう。まだ泣いてる。泣かないでほら…。涙の止まる、おまじない…」
少し悩まし気なライアの顔がゆっくりと近づいて、スズランの瞼にあたたかな唇が触れた。
「……ン…!」
それは一瞬で離れたが、また繰り返す様に優しく触れてはそっと離れてゆく。
「涙、止まった?」
「…っそのおまじない! この間もしてくれた、よね…?」
驚いて本当に涙が引っ込む。
「ん。まあ、俺が咄嗟に考えたやつだから…」
照れ臭そうにしているライアだが、このおまじないはスズランにとって特別なものだった。