「それよりもスゥね、ライアお兄ちゃんにあやまらないと。約束したのにずっと来れなくてごめんなさい…。どうしてもここにこれなかったの…」
ライアとの約束を守れなかった事がどうしても心の奥に引っかかっていた。
「そんなの気にしなくてもいいよ。俺の方こそたくさん待たせてごめんな」
「おこってないの?」
「どうして? 怒ってないよ」
「スゥがちゃんと約束まもれなかったから…。だから、ライアお兄ちゃんおこっててもう来ないんだとおもってたの…」
ユージーンたちの目を盗み、また森へと足を運ぼうと思っていたが途中でセィシェルに見つかり引き止められた事。そしてセィシェルと喧嘩をしてしまった所までは覚えているが気が付いたらベッドの上にいた。その辺の記憶はとても曖昧でユージーンが手厚く看病してくれた事にとても心が痛んだ。だがどんなに言い訳をしても約束を守れなかったという事は変わらない。
しかしライアはスズランの小さな肩を抱きしめ頭を撫でてくれた。その温もりに不思議と安心する。
「大丈夫だよ、こうして会えたじゃあないか」
「うん。スゥおりこうにしてたよ! おりこうにしてたからきっとパパ、お迎えにくるよね…」
「……スズラン」
ライアとの約束を守れなかった事がどうしても心の奥に引っかかっていた。
「そんなの気にしなくてもいいよ。俺の方こそたくさん待たせてごめんな」
「おこってないの?」
「どうして? 怒ってないよ」
「スゥがちゃんと約束まもれなかったから…。だから、ライアお兄ちゃんおこっててもう来ないんだとおもってたの…」
ユージーンたちの目を盗み、また森へと足を運ぼうと思っていたが途中でセィシェルに見つかり引き止められた事。そしてセィシェルと喧嘩をしてしまった所までは覚えているが気が付いたらベッドの上にいた。その辺の記憶はとても曖昧でユージーンが手厚く看病してくれた事にとても心が痛んだ。だがどんなに言い訳をしても約束を守れなかったという事は変わらない。
しかしライアはスズランの小さな肩を抱きしめ頭を撫でてくれた。その温もりに不思議と安心する。
「大丈夫だよ、こうして会えたじゃあないか」
「うん。スゥおりこうにしてたよ! おりこうにしてたからきっとパパ、お迎えにくるよね…」
「……スズラン」