言っておいて恥ずかしくなってきた。
昔からこうやってきたからなんかクセになっちゃった。
早く良くなってね、南。
「りっちゃん…?」
その声で目が覚めた。
あれ、私寝ちゃってたの…。
南が起き上がろうして慌てて止める。
「南っ!まだ寝てなきゃダメだよ!!熱あるんだから!」
「何で…ここに?」
まだ状況が把握出来てないのか目をパチパチさせる。
「病人を看病するのが私の役目。…だから大人しく寝てなさい」
そう言って、南のオデコに冷えピタを貼る。
「ありがと…でも、帰っていいよ」
そう言われたけど、ここで引き下がる私じゃない。