目が覚めると俺はベッドの上だった。


「あれ…」

意識がぼんやりする中、考える。


確か俺、リビングで倒れてたんじゃ…。

天井から視線を外し目だけ動かして、辺りを見渡す。

俺の部屋だ。


自分でここまで来たんだろう…。


「……ん」

「…っ、」


自分の声じゃない声が聞こえて肩を震わせる。
首を左に向けるとベッドの脇に女が寝ていた。

丁度、伏せていて顔が見れない。でも、俺はその人が誰か分かった。













「りっちゃん……?」










何でここに……