「お父さん!あたし、あたしだよ?覚えてるよね?」

あたしはお父さんに近寄った。

「え、お前紅葉か?」

あたしは大きく頷いた。

覚えてくれてた!

「大きくなったな…上がって。あ、奏音じゃないよな?」

「あ、はい、俺淑希です。」

「ああ、淑希、甥の!」

淑希も頷いた。