先輩は優しい顔をした。

「先輩、あの女の人って浮気相手?」

じっと先輩の顔を見つめる。


「ハハハハハ、そんな訳ないじゃん。あの人は俺の姉だから。」

え?
ええええのえ?

よかった。

「ほんとに!? 安心したよ〜っ!」

「じゃ、紅葉ちゃん、これからも宜しくね。」

あたしは笑った。


「はい!」