「紅葉、もういいよ。出ていこう。こんなのうちの母さんじゃないって。こっちから出て行きたいくらい嫌いになったから。」 奏音がお母さんを睨む。 「家はちゃーんと用意してあるからね、お嬢ちゃん。ハッハッハ、」 なによ、この男っ! 「裕典っばぁ、IT企業の社長なのよお♡マンション用意してあるそうだから、心配しないでね!」