布団をおく場所がないから、あたしと由衣は二人でテーブルをずらす。

―ベッドと布団ならあたしと由衣・アキラと池ちゃんで寝れるもんね―

アキラは敷かれたての布団に寝転んだ。

池ちゃんと由衣がベッドに座ったから、あたしの座るスペースはアキラの隣しかなくてそこに座ってみた。

クーラーも効き始めて心地よい。
アキラはもう寝てるらしかったからしばらく池ちゃんと由衣と3人でお喋りした。

そんな中、由衣が大きなあくび。
さすがにみんな眠い。
池ちゃんはベッドに由衣を寝かせ、自分もベッドに入る。
「優ちゃんおやすみ!」

―えー!?二人一緒に寝ちゃうの!?確かに二人はカップルだからいいけどさ!あたしどぉすればいいの!―

「え、待って!あたしは由衣と寝るよー!無理無理!」
あたしは慌てて早口で言った。

池ちゃんはアゴでアキラの方に行けって合図。
由衣も目で訴えてくる。

アキラを見ると、池ちゃんが敷いてくれた布団の上にうつぶせになってる。もう寝たのかな。