カラオケの駐車場に由衣と二人。
お酒を飲んでるあたし達に、夜風は心地よい。

「優ちゃん、アキラ君どう?いい人そうだね!
それにシャイな所とか優ちゃんにそっくり!」

「ハハ!そうだねー。
池ちゃんも楽しくて面白くて、まさに美男美女カップルだね!」

由衣は、嬉しそうにいつもの笑顔で笑った。

今日は星も綺麗で、あたしは具合が悪い由衣の横で眺めた。

10分位経っただろうか、その時。

「由衣、大丈夫か!?」

すぐ後ろで声がした。

―心配して池ちゃんも来たんだね―