部屋に、アキラ・池ちゃん・ちひろ・あたしの順で入り、そのまま席についた。
あたしの向かい側がアキラ。面と向かい合わせになると、益々顔が合わせられない。

池ちゃんはタバコに火をつけ、あたしに話しかけた。
ライターをアキラに渡し、アキラもタバコに火をつける。

池ちゃんとアキラは同じ中学、あたしと由衣も同じ中学って事が判明。
高校の事とかバイトの事とか聞かれて、答えると
「〇〇〇だってさ!」
と何故かわざとらしくアキラに伝える。
その光景を見てニヤつく由衣。

でも、池ちゃんが話してくれるおかげであたしはだいぶ話せるようになっていた。

「何飲む??」
満面の笑みで池ちゃんはメニューをあたしと由衣の前に出した。