ところで、メールの内容は…

「かなり前に、優ちゃんに誰か紹介するって言ってたのに…遅くなってごめんね!
彼氏にいい人いない?って聞いたら、親友紹介してくれるみたいなんだけど…
良かったらメールしてみない?」

―そういえば誰か紹介してって前に頼んでたけど…こんなタイミングかぁ…―

でも由衣には失恋した事も言ってなかった。
はっきり言って、今すぐ出逢いを求めている訳でもない。
失恋してすぐ、そんな気分にはなれる人はいないはずだ。

でもあたしは、何となくでオッケイしてしまった。
何となくと言いつつ期待してない訳じゃない。

―こんなんだから自分が大嫌い―

「良かったぁ!んじゃ、優ちゃんのアドレス彼氏に教えとくからね☆頑張れ!」

由衣からのメールに眠い目をこすりながら返事をし、あたしまた眠りについた。