あれから3年が経った。

あたしは上京し、毎日があわただしく過ぎて行った。

社会人になり、嫌な事もたくさんあった。

東京の地に来てから、アキラの事を思い出す機会が増えた。

会いたい。
会えない。

忘れたい。
忘れられない。

つらくて、夜中に泣きじゃくった。
何もかも投げ出して地元に帰ろうかとも思った。

アキラに会いたい。
会いたいし、できるものならばアキラとまた付き合いたい。

あたしにはやっぱりアキラしかいない。
アキラじゃなきゃ嫌だ。
アキラじゃなきゃあたしがあたしでなくなってしまう。