アキラと何曲か一緒に歌った。
この2つの曲は印象に残ってる。
今でも大好きな曲。

今日はほぼオールだった。
カラオケを出てアキラの家に着いたのは朝の5時半。

玄関から、みんなこっそりと入る。
一番最後のあたしが入り終える前に、あゆみでもない初めて聞く女の人の声がした。
「アキラ、一体今何時だと思ってんの!
最近遊びすぎじゃないの?まだ高校生なんだからわきまえなさい。」
アキラのお母さんだった。

アキラは特に口ごたえする訳でもなく、「はい」と返事をしていた。

部屋に行ってて。
と、アキラに手で合図されて、そう君達はそそくさと行ってしまった。
あたしも追いかけるように、会釈だけして上へ上がった。

「ヤバいね」
「アキラ大丈夫かな」
寒い部屋で、小声で話す3人のもとへアキラが帰ってきた。

「大丈夫だった?ごめんね!」
「全然大丈夫!慣れてるし。とにかく寝るべ!」