あゆみには、昨日のメールのやりとりをさっき話していた。
あたしがどんだけアキラの事が好きかも知ってる。
アキラがくれたメールの内容を話すと、
「優子、本当に良かったね!あたしはずっと二人を応援するよ」
と、涙目になって喜んでくれた。

あゆみは、相談するといつも自分の事のように考えてくれるし共感してくれた。

でも、あたし達は付き合っていない。そう君とあゆみは付き合って3か月位経っていた。

二人を見ていて思った。
―あたしはやっぱりアキラと付き合いたい。
でもやっぱり今がアキラと一番近い距離なのかな…―

「俺に何か歌って」
酔っていたのだろうか、アキラがあたしに小声で耳打ちした。

アキラは女の子の歌を歌ってほしいらしい。ここは頑張ってsong for...を歌いたい所だが…

あたしは冗談だと思ってたし、なかった事にしようと笑いながら言葉を濁した。